絵は

自分の想いを伝える手段であって

また

相手の想いも伝えてくれるのです。

 

 

もう10年以上まえになります。

父が亡くなり
父の遺品を整理しているときでした。

引き出しから
私が中学生のときにおくった
父の日のメッセージカードがでてきました。

『お父さん ありがとう
 日本一のお父さんです。』

 

父はこのメッセージカードを
ずっと持ってくれていたのです。

おこづかいで買ったメッセージカード。

言葉で伝えることが
恥ずかしくてできなかった私の
精一杯の想いがつまっていました。

 

父が大切に持っていてくれたことに
私は泣いてしまいました。

父に愛されていたんだということを
深く感じました。

 

大切な人に自分の想いを伝える手段は
たくさんあります。

話す想いは相手の心に残ります。

文字や絵は相手の心に残ると同時に
相手の心も伝わってきます。
父のように私を想ってくれていた想いも…。

 

父へのメッセージカードは
今も母が大切に持ってくれています。

大切な人へ想いを伝える手段は
たくさんあって
どれも心に残るものだからこそ
そこには愛をのせたいと思うのです。