あと何年の人生なのだろうか…
あなたは考えたことありますか
私は子どもの頃から考えていました。
これまで生きてきた年月分を
いまの年齢にたし、
『まだ時間はある』
と思っていました。
だからまだ本気でなくていいと…。
私はわかっていませんでした。
人生はあっという間におわってしまう
ということを…
いつもお世話になっている方がいます。
その方は60歳で仕事を退職し
いまはパートの仕事や趣味に
毎日を楽しく過ごされています。
その方が
『これからが青春』
と話してくれました。
その方は
19歳から60歳まで仕事一筋。
自分の家族も時間も
仕事のつぎ。
そんな時間をおくってきていました。
私には忘れられない友だちの言葉が
あります。
「もう自分の時代はおわった。
これからは子どもの時代。」
私たち同級生のなかで
一番はじめに結婚をした友だち。
彼女の息子が小学校に入学する頃に
彼女はそう私にいいました。
その頃わたしは病院で働いていました。
理学療法士としての仕事に誇りをもち、
私なりに一生懸命仕事をしていました。
仕事をするなかで
漠然としてはいたけれど
夢もありました。
世界中をとびまわること
世界にむけて仕事をすること
そんなときの友だちの言葉…
そういうものなのかな
と寂しくなってしまったのを
いまでも覚えています。
いま、思います。
『これからが青春』
年齢なんて関係なくて
人はいくつになっても
夢中になり友だちとはしゃぎ
楽しい時間を共有できる。
青春という言葉をきくと
あこがれやなつかしさ、
せつなさや時間の無情さ、
友だちとの楽しさの共有、成長、
いろんな想いがめぐります。
そして
青春とは輝いている時間
いつからでも青春できる。
ひとりの時間も
大切な人たちとの時間も
絵を描く時間も
いつも輝いていたい。
そしてそんな時間が
すてきな『青春』をつくりだすのです。
『青春』はいつまでも
時間を共有したこころたちに残ります。
そして『青春』は
共有していないこころをも動かすのです。
暗いニュースに不安になります。
でも私は不安に思う時間を
『青春』の時間につかいたい。
あと何年の人生か?
を考えるよりも
今日1日を思いっきり生ききること
に集中しようと思います。