私がこの世界を旅立つとき
どんな『人生』が描かれているのだろう
頭のなかにふっとおりてきたものを
私は『絵』として表現していきます。
ふっとおりてくるものは
メッセージであったり
色であったり
完成された『絵』であったり
さまざまです。
おりてきたものを
目にみえる姿にしていくことが
私にとっては『絵』を描くということです。
頭のなかから目にみえる姿へ
この過程はとてもおもしろく
人生のようだと感じます。
頭のなかでみえたもの
そこから実際に表現していくまで
すぐに絵を描きはじめる場合もあり
また絵を描きはじめるまで
時間を要する場合もあります。
描きはじめるまで時間を要するのは
失敗してはいけないという怖さ
最高のものを描きたいという望み
まるで私の人生のようだと感じます。
失敗をおそれ
行動するまでに時間を要する
ひとつひとつの人生の選択を
最高へと通じるものにしたいという望みが
行動する前に満足をつくってしまっている
でも実際に行動しないと
真っ白なままで未来はやってこない
頭のなかで想う未来
そして現実
その差をうめようとする時間
そして終わりに近づいていく
完成したものは
さびしい『絵』かもしれない
美しい『絵』かもしれない
まわりにしあわせを残してくれる『絵』
かもしれない
私がこの世界を旅立つとき
どんな『人生』が描かれているのだろうか