私の日課は

約1時間かけてのウォーキング。

ウォーキング中には

ジョギングしている人も

チラホラ見かけます。

 

今日のウォーキング中

自転車に乗った2人の男子学生が

私の横を通りすぎていきました。

私はその男子学生を見て

中学生の頃の淡い恋を思い出しました。

 

 

中学生だった私は

友達と高校の文化祭へ行きました。

文化祭では高校生バンドが

演奏をしていました。

私は数組のバンドのなかで

あるバンドにひかれます。

演奏も歌もとてもうまく

聴き入ってしまいました。

そして

そのバンドでドラムを叩いていた人に

一目惚れしてしまいました。

クールな印象で

バンド演奏が終わっても

笑顔をみせず客席を見ることもなく

舞台を去る姿も素敵でした。

 

 

私の通っていた中学校とその高校とは

バスで30分程離れた距離にありましたが

私の家からバス停まで

歩いて1時間以上もかかるため

中学生の私にとっては

その人に会いに行けるという距離では

ありませんでした。

 

高校の文化祭後に2回ほど

高校生主催のライブを見に行きました。

 

一目惚れした人は高校3年生。

その人の最後のライブで

私はその人にオルゴールと『絵』を

プレゼントしようと準備していました。

でも結局プレゼントを渡すことはできず

また、

その人に私の存在を知ってもらうことなく

私の淡い恋は終わりました。

 

プレゼントしようと思っていた『絵』は

その人がドラムを叩いている姿と

その人がコピーしていたバンドの歌詞を

描いたものでした。

 

 

ウォーキング後

家の押し入れの中を探しました。

確かその『絵』をまだ持っていたはず。

そしてありました。

 

恋をしていた中学生の私も

今と同じ『絵』が

気持ちを伝える手段だったんだな。

 

この『絵』はこれからも大事に

していこうと思います。